「噛む力が弱くなった家族に、食べやすくて栄養のある食事を用意してあげたい…」
加齢や病気によって噛む力が弱くなると、普通の食事では食べにくさを感じるようになります。食べにくいから量が減る、量が減るから栄養不足になる、栄養不足になるから体力が落ちる…という悪循環に陥ってしまうケースは珍しくありません。
刻み食(きざみ食)は、食材を5mm〜1cm程度に細かくカットすることで、噛む回数を減らして食べやすくした食事形態です。宅配弁当サービスの中にも刻み食に対応しているものがあり、在宅介護の食事準備の負担を大きく軽減してくれます。

🐑 こちらの記事もCheck!
迷ったらここ。目的別にぴったりの宅配食が見つかります

刻み食とは?特徴とメリット
刻み食は、介護食の中でも比較的なじみのある食形態です。食材を細かく刻むことで、噛む力が弱い方でも食べやすくなります。
刻み食の特徴
- 食材を5mm〜1cm程度に細かくカットしている
- 見た目に食材の形がある程度残っているので、何を食べているかわかりやすい
- 噛む回数が少なくて済むため、食事にかかる時間を短縮できる
- 普通食に近い食感が残っているので、食事の楽しみを維持しやすい
ただ、同じ形態を自宅で毎食用意するとなると、包丁で細かく刻む作業だけでもかなりの手間がかかります。刻む工程を機械にまかせられる道具があると、負担の感じ方はずいぶん変わってきます。
刻み食が向いている方
歯がない、入れ歯が合わない、噛む力が弱くなったなど、咀嚼に困難がある方に適しています。ただし、飲み込む力(嚥下機能)に問題がある場合は、刻み食よりもムース食やペースト食のほうが安全なケースもあります。刻み食は粒状になるため、口の中でまとまりにくく、かえって誤嚥しやすくなることがあるためです。
刻み食は「噛む力」が弱い方向けの食形態です。「飲み込む力」が弱い方には適さない場合があります。食形態の選び方は、かかりつけ医や言語聴覚士に相談してから決めてください。
刻み食対応の宅配弁当サービスを比較
Dr.つるかめキッチン ― 専門医×管理栄養士の制限食
Dr.つるかめキッチンは専門医と管理栄養士がダブル監修した冷凍宅配弁当で、1食あたり663円〜とコスパも優秀です。定期コースなら通常価格から28%OFFで購入でき、しかも送料無料。噛む力が弱くなった方は塩分やカロリーにも気を配る必要があるケースが多いですが、塩分制限食やカロリー制限食など目的別に5つのコースが用意されているため、刻み食と併用して栄養管理を行いたい方にも活用しやすいサービスです。
👇 Dr.つるかめキッチンの詳しいレビューはこちら

やわらかダイニング(ウェルネスダイニング)
ウェルネスダイニングが展開する「やわらかダイニング」は、やわらか食・介護食に特化したブランドです。3段階のやわらかさが用意されていて、「ちょっとやわらかめ宅配食」は見た目は普通食に近いけれど柔らかく仕上げた食事です。刻み食のように食材の形が残っているので、食べる楽しみを損なわずに噛む負担を減らせます。
管理栄養士への無料電話相談もあり、初回は送料無料でお試しできます。
宅配クック123
高齢者専門の配食サービスである宅配クック123は、刻み食への対応が無料で受けられるのが大きな魅力です。通常メニューの食材を細かく刻んだ形で提供してくれるので、追加料金なしで刻み食を利用できます。毎日スタッフが手渡しで届けてくれるため、安否確認としての役割も兼ねています。
まごころ弁当
高齢者向けの配食サービスとして全国展開しているまごころ弁当。刻み食やとろみ食への対応が可能で、利用者の状態に合わせた食形態の調整をしてくれます。1食から注文できる手軽さも魅力です。
まごころケア食「やわらか食」
シルバーライフが運営するまごころケア食は、コスパの良さで人気のサービスです。やわらか食コースは管理栄養士監修で、噛む力が弱い方でも食べやすい形態になっています。冷凍タイプなのでまとめ買いが可能で、冷凍庫の無料レンタルサービスも付いています。


刻み食の宅配弁当を選ぶときのポイント
食形態の対応レベルを確認する
「刻み食対応」と言っても、サービスによって刻みの大きさや柔らかさのレベルは異なります。本人の噛む力に合った食形態かどうか、サンプルやお試しセットで確認してから本格的に利用するのがおすすめです。
追加料金の有無を確認する
刻み食対応が無料のサービスもあれば、通常メニューとは別料金になるサービスもあります。長期的に利用することを考えると、コスト面の確認は重要です。
栄養バランスが保たれているか
噛む力が弱い方は食事量が減りがちなので、少ない量でもしっかり栄養が摂れるかどうかが大切なポイントです。管理栄養士が監修しているサービスなら、栄養面でも安心して利用できます。
味と見た目のクオリティ
食事は栄養補給だけでなく、生活の楽しみでもあります。刻み食であっても、彩りや盛り付けに工夫がされているサービスを選ぶことで、食欲を維持しやすくなります。
あわせて、器そのものを見直すのも一つの手です。縁が内側に返っているタイプの食器はスプーンで最後まですくいやすく、本人が自分のペースで食べ進めやすいという声があります。
刻み食の自宅での工夫
宅配弁当と組み合わせて、自宅でも刻み食を用意する場合のポイントをまとめました。
- 柔らかく煮てから刻む:生のまま刻むより、加熱して柔らかくしてから刻むほうが食べやすくなります。
- とろみをつける:刻んだ食材にとろみ剤やあんかけをかけると、口の中でまとまりやすくなり、飲み込みやすくなります。
- 水分量に注意:刻み食は水分が出やすいので、食べるタイミングで温め直すと食感が良くなります。
- 彩りを意識する:緑黄色野菜や卵の黄色など、色とりどりの食材を使うことで食欲を刺激できます。
とろみについては、少量ずつ溶かして濃さを調整できる市販のとろみ剤があります。常備しておくと、その日の献立に合わせて使い分けやすくなります。使用量の目安は製品ごとに違うので、パッケージの表示を確認しながら使ってください。
よくある質問
Q. 刻み食とやわらか食はどう違う?
刻み食は食材を細かくカットしたもの、やわらか食は食材そのものを柔らかく調理したものです。やわらか食は食材の形が残っていて、箸やスプーンで簡単にほぐれる程度の柔らかさ。どちらが適しているかは、本人の噛む力や飲み込む力によって異なるので、専門家に相談するのがいちばんです。
Q. 刻み食は誤嚥しやすいって本当?
刻み食は粒状になるため、口の中でまとまりにくく、食べ物が気管に入ってしまう(誤嚥する)リスクがあるとも指摘されています。特に飲み込む力が弱い方の場合は、とろみをつけたり、ムース食に切り替えたりしたほうが安全なケースがあります。主治医や言語聴覚士に相談して、適切な食形態を選びましょう。
Q. 介護保険で刻み食の宅配弁当は使える?
宅配弁当そのものは介護保険の給付対象ではありません。ただし、自治体によっては高齢者向け配食サービスの助成制度がある場合もあります。ケアマネジャーや地域包括支援センターに確認してみてください。


まとめ
刻み食対応の宅配弁当は、噛む力が弱くなった方の食事準備の負担を大きく減らしてくれる心強いサービスです。宅配クック123のように無料で刻み食対応してくれるサービスや、やわらかダイニングのように段階別に柔らかさを選べるサービスなど、選択肢は複数あります。
大切なのは、本人の状態に合った食形態を専門家と相談して選ぶこと。そのうえで、宅配弁当を上手に活用しながら、安全でおいしい食事の時間を確保していきましょう。
介護食の基本的な知識については、農林水産省のスマイルケア食のページが参考になります。クックデリの介護食サービス解説でもサービスの選び方が詳しく紹介されています。厚生労働省「栄養・食育対策」も合わせてご参照ください。
🐑 こちらの記事もCheck!
最後までお読みいただきありがとうございます。ぜひ参考にしてみてください





