高血圧や腎臓病、心臓病などの治療で塩分制限を指示された方にとって、毎日の食事管理は大きな負担になりますよね。「1日の塩分摂取量を6g未満に抑えてください」と言われても、実際にどう調理すればいいのか戸惑う方がほとんどです。
自分で減塩料理を作ると、どうしても味が物足りなくなって食事が楽しくなくなってしまうという悩みもよく聞きます。塩分を減らしながらもおいしい料理を作るには、出汁や香辛料を活用するなどの工夫が必要で、料理のスキルもかなり求められるんですよね。
そこで活用したいのが、塩分制限に対応した宅配弁当サービスです。管理栄養士が塩分量を計算して設計したメニューが届くので、自分で栄養計算をする手間がなくなります。この記事では、塩分制限向け宅配弁当の選び方やおすすめのサービスを詳しく解説していきますね。

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塩分制限が必要な人と目安量
どんな人に塩分制限が必要?
塩分制限が必要になる主な疾患や状態をまとめておきます。
高血圧:日本高血圧学会では、1日の食塩摂取量を6g未満にすることを推奨しています。高血圧は日本人の3人に1人が該当するとも言われ、減塩は非常に重要な治療の一環です。
慢性腎臓病(CKD):腎臓の機能が低下すると、ナトリウムの排出がうまくいかなくなります。1日の食塩摂取量を3〜6g以下に制限するよう指示されるケースが多いです。
心不全・心臓病:心臓への負担を減らすために減塩が必要です。むくみの予防にもつながります。
健康な方の予防目的:厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」では、男性7.5g未満・女性6.5g未満が目標値として設定されています。しかし、実際の日本人の平均摂取量は約10gと大幅に超過しているのが現状です。
1食あたりの塩分量の目安
1日6g未満を目指す場合、1食あたり2g以下が目安になります。宅配弁当の塩分制限コースは、この基準を満たすよう設計されているものがほとんどです。ちなみに、通常のコンビニ弁当の塩分量は1食あたり3〜5g程度なので、いかに多くの塩分を摂取しているかがわかりますね。
塩分制限向け宅配弁当おすすめ6選
塩分制限に対応した主要な宅配弁当サービスを、塩分量・価格・味の評判で比較しました。
ウェルネスダイニング「塩分制限 気配り宅配食」
ウェルネスダイニングの塩分制限コースは、1食あたりの塩分量が2.0g以下に設計されています。カロリーも300kcal以下に抑えられていて、減塩だけでなくカロリー管理も同時にできるのが特徴です。
味の評判が非常に良く、「減塩食なのにおいしい」という口コミが多いサービスです。出汁やハーブ、スパイスを巧みに使うことで、塩分が少なくても満足感のある味付けを実現しています。管理栄養士に電話で無料相談できるのも安心ポイント。7食セットで4,860円(税込)、1食あたり約694円です。
食宅便「塩分ケアコース」
日清医療食品が運営する食宅便は、病院食を長年手がけてきたノウハウが活きています。塩分ケアコースは1食あたりの塩分量が2.0g以下、おかずは5品入りでボリュームも十分。7食セットで4,340円(税込)、1食あたり約620円と比較的リーズナブルですね。
メニューのバリエーションが豊富で、A〜Gまで7つのセットから選べます。病院食の技術を活かした味付けで、減塩とは思えないほどしっかりした味わいが楽しめますよ。

まごころケア食「塩分制限食」
まごころケア食の塩分制限食は、1食あたりの塩分量が2.0g以下、カロリー300kcal以下に設定されています。最大の魅力はコスパの良さで、7食セットで3,980円(税込)、定期便なら送料無料です。1食あたり約569円で、塩分制限食としてはかなりお手頃な価格ですね。
味付けもバランスが良く、「減塩食は薄味で物足りない」というイメージを覆してくれるサービスです。経済的な理由で宅配弁当を躊躇していた方にもおすすめできます。
Dr.つるかめキッチン「塩分制限気づかい御膳」
Dr.つるかめキッチンは、専門医と管理栄養士がダブル監修しているのが特徴です。塩分制限コースは1食あたりの塩分量が2.0g以下、カロリー300kcal以下。定期コースなら7食セットで5,184円(税込)・送料無料です。
専門医監修という安心感から、持病のある方に特に選ばれているサービスですね。メニューの種類も多く、飽きずに続けられる工夫がされています。
👇 専門医監修の塩分制限食・Dr.つるかめキッチンの口コミや料金を詳しくまとめた記事はこちら

nosh(ナッシュ)
ナッシュは塩分制限の専用コースはありませんが、全メニューが塩分2.5g以下に設定されています。厳密に2.0g以下を目指す方には少し物足りないかもしれませんが、メニューごとの塩分量が明記されているので、低塩分のメニューを選んで注文することができます。
60種類以上のメニューから自由に選べる楽しさは他のサービスにはない強み。おしゃれなメニューが多いので、「制限食っぽくない食事がしたい」という方にはピッタリですよ。
メディカルフードサービス「MFS塩分制限食」
メディカルフードサービスは、医療・介護施設向けの給食事業を展開している会社の宅配弁当サービスです。塩分制限食は1食あたりの塩分量が1.7g以下と、他のサービスよりもさらに厳しい基準を設けています。
6食セットで5,659円(税込)、1食あたり約943円とやや高めですが、それだけ細かく栄養管理されているということですね。かかりつけ医から厳しい塩分制限を指示されている方にはおすすめです。
塩分制限食を選ぶときの3つのポイント
1. 1食あたりの塩分量を確認する
サービスによって「2.0g以下」「2.5g以下」「1.7g以下」など基準が異なります。医師から具体的な数値を指示されている場合は、その基準を満たすサービスを選びましょう。主治医と相談した上で、適切な塩分量のサービスを選ぶのが最も安心ですね。
2. 味の満足度を重視する
減塩食は続けることが何より大切です。いくら塩分量が低くても、味が物足りなくて食べ続けられないのでは意味がありません。お試しセットやお試し注文を活用して、味の好みに合うサービスを見つけてくださいね。
おいしい減塩食の秘訣は「出汁」と「スパイス」にあります。昆布やかつお節の旨味を効かせたり、カレー粉やハーブで風味をプラスしたりすることで、塩分が少なくても満足感のある味わいになるんですよ。
3. 長期利用を前提にコスパを計算する
塩分制限は一時的なものではなく、長期間(場合によっては一生)続ける必要があります。月額で計算して無理のない価格帯のサービスを選ぶことが、継続のカギになります。送料込みの1食あたり価格で比較しましょう。
宅配弁当の塩分量は「おかずのみ」の数値です。白ご飯や味噌汁、漬物などを追加すると塩分量が増えてしまいます。特に味噌汁1杯で約1.5gの塩分が含まれるので、汁物を追加する場合は減塩タイプを選びましょう。
自宅でもできる減塩のコツ
宅配弁当以外の食事でも減塩を心がけることで、1日の塩分摂取量をさらに抑えることができます。日常生活で実践できる減塩のコツを紹介しますね。
調味料を「かける」から「つける」に変える
醤油やソースを料理にかけるのではなく、小皿に出してつけて食べるだけで、使用量を半分以下に減らせます。減塩醤油やポン酢に置き換えるのも効果的ですよ。
出汁を活用する
昆布やかつお節、しいたけなどの天然出汁をしっかり取ると、塩分が少なくても旨味で満足感が得られます。粉末だしには塩分が含まれているものが多いので、天然素材から出汁を取るのがおすすめです。
レモンや酢で酸味を加える
酸味は塩味の代わりになってくれます。サラダにはドレッシングの代わりにレモン汁をかけたり、焼き魚にすだちを絞ったりすると、減塩でもおいしく食べられますよ。
香辛料やハーブを積極的に使う
こしょう、唐辛子、カレー粉、バジル、ローズマリーなどの香辛料やハーブは塩分ゼロです。これらを上手に使えば、塩に頼らなくても風味豊かな料理が作れます。
減塩の基礎知識については、国立循環器病研究センターのウェブサイトでも詳しい情報が公開されています。科学的根拠に基づいた減塩のアドバイスが得られるので、ぜひ参考にしてみてください。


塩分制限と他の栄養制限を組み合わせる場合
高血圧と糖尿病を併発しているなど、複数の栄養制限が必要な方もいます。この場合は、複数の制限に対応したメニューを提供しているサービスを選ぶのがおすすめです。
ウェルネスダイニングは「塩分&カロリー制限」のコースがありますし、食宅便にも「カロリーケア」と「塩分ケア」の両方のコースがあります。まずは主治医に相談して、自分に必要な制限の優先順位を確認してから、サービスを選んでくださいね。
また、日本糖尿病学会のサイトでは、糖尿病の食事療法に関するガイドラインが公開されています。複数の制限が必要な方は、こうした専門情報も参考にしながらサービスを選ぶと安心ですよ。
よくある質問
Q. 減塩食は味が薄くておいしくないのでは?
以前はそういうイメージが強かったのですが、最近の宅配弁当サービスは出汁やスパイスの活用で、減塩でもしっかり味わいのあるメニューを提供しています。お試しセットで実際に食べてみると、「意外とおいしい」と感じる方がとても多いですよ。
Q. 塩分制限の宅配弁当だけで1日の塩分管理は十分ですか?
宅配弁当は1食分の塩分管理をしてくれますが、他の食事や間食での塩分も管理する必要があります。朝食と昼食も含めた1日トータルで塩分量を計算することが大切です。できれば3食とも宅配弁当にするか、他の食事も自分で塩分を計算しましょう。
Q. 家族と同じ食事ができないのがつらいです。何か良い方法はありますか?
宅配弁当を「自分専用のおかず」として、ご飯や汁物は家族と同じものを食べるようにすると、一緒に食卓を囲む楽しさは維持できます。汁物だけ減塩タイプにするなど、できる範囲で工夫してみてくださいね。
Q. 塩分制限の宅配弁当は保険適用になりますか?
残念ながら、宅配弁当の費用は医療保険の対象外です。ただし、医療費控除の対象になるケースもあるため、税務署や税理士に相談してみることをおすすめします。医師の指示に基づく食事療法の一環として認められる場合がありますよ。
Q. 塩分制限食を始めるのに、主治医に相談した方がいいですか?
はい、塩分制限の程度は病状によって異なるため、必ず主治医に相談してから始めてください。自己判断で極端な減塩をすると、低ナトリウム血症などの問題が起こる可能性もあります。医師と相談の上で、適切な塩分量のサービスを選びましょう。
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