「減塩しなきゃとは思うけど、実際に自分が1日どれくらい塩分を摂っているのかわからない」――そんな方は多いのではないでしょうか。日本人の食事は世界的に見ても塩分が多い傾向にあり、知らず知らずのうちに推奨量を大幅に超えていることが珍しくありません。
宅配弁当は1食あたりの塩分(食塩相当量)がパッケージにきちんと表示されているため、自分の塩分摂取量を把握しやすいのが大きなメリットです。自炊のように調味料の塩分をいちいち計算する手間がなく、食べるだけで自動的に塩分管理ができます。
この記事では、1日の塩分摂取目安や計算方法、宅配弁当を使った塩分管理の具体的な実践方法を解説します。

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1日の塩分摂取目安はどれくらい?
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」では、1日あたりの食塩摂取量の目標値として以下の数値が示されています。
- 成人男性:1日7.5g未満
- 成人女性:1日6.5g未満
- 高血圧や慢性腎臓病の方:1日6g未満(日本高血圧学会の推奨)
一方、日本人が実際に摂取している塩分量の平均は、男性10.7g、女性9.1gと、目標値を大きく上回っています(厚生労働省 令和5年国民健康・栄養調査)。つまり、普段の食事で意識しないままだと、塩分を摂りすぎている可能性がかなり高いということです。
WHO(世界保健機関)の推奨値はさらに厳しく、1日5g未満となっています。
1食あたりの塩分目安の計算方法
1日の塩分目標量がわかったら、それを食事の回数で割ることで、1食あたりの塩分目安が計算できます。
計算例:1日6g未満を目指す場合
- 3食均等に分けると:6g ÷ 3 = 1食あたり2.0g
- 2食を宅配弁当(各2.0g)+1食を自炊にする場合:自炊分は2.0g以内に抑える
計算例:1日7.5g未満を目指す場合
- 3食均等に分けると:7.5g ÷ 3 = 1食あたり2.5g
- ただし間食や調味料の塩分もあるため、実際には1食あたり2.0g前後を目標にするのが安全
上記の計算は「食事以外の塩分ゼロ」を前提としています。実際には、味噌汁・漬物・調味料・間食・清涼飲料水などからも塩分を摂取するため、宅配弁当以外の食事や間食の塩分も考慮に入れることが大切です。
宅配弁当の塩分はどれくらい?
宅配弁当の1食あたりの塩分量は、コースやサービスによって大きく異なります。代表的なサービスの目安を紹介します。
一般コースの塩分目安
- nosh(ナッシュ):全メニュー塩分2.5g以下
- 三ツ星ファーム:全メニュー塩分2.5g以下
- ワタミの宅食ダイレクト:メニューにより異なるが概ね2.0〜3.0g程度
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塩分制限コースの塩分目安
- ウェルネスダイニング(塩分制限気配り宅配食):1食あたり塩分2.0g以下
- Dr.つるかめキッチン(塩分制限気づかい御膳):1食あたり塩分2.0g以下 ※専門医と管理栄養士のダブル監修で安心
- 食宅便(塩分&カロリーケア):1食あたり塩分2.0g未満
- まごころケア食(塩分制限食):1食あたり塩分2.0g以下
塩分制限コースを利用すれば、3食すべてを宅配弁当にしても1日の塩分が6.0g以内に収まる計算になります。
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自炊の塩分が多くなりがちな理由
自炊だと塩分を摂りすぎてしまう原因は、主に以下の通りです。
調味料の塩分が見えにくい
醤油・味噌・めんつゆ・ソースなど、日常的に使う調味料には想像以上の塩分が含まれています。
- 醤油 大さじ1杯(約15ml):塩分 約2.6g
- 味噌 大さじ1杯(約18g):塩分 約2.2g
- ウスターソース 大さじ1杯:塩分 約1.5g
- ケチャップ 大さじ1杯:塩分 約0.5g
醤油を大さじ1杯使うだけで、塩分制限食の1食分の目標値(2.0g)を超えてしまいます。調味料からの塩分は意識しないと過剰摂取になりやすいのです。
味噌汁1杯の塩分は意外と多い
一般的な味噌汁1杯の塩分は約1.2〜1.5g程度。毎食飲んでいると、味噌汁だけで1日4g近い塩分を摂取することになります。
加工食品・外食の塩分も要注意
ハム・ソーセージ・練り物・インスタント麺・漬物などの加工食品は塩分が高い傾向があります。ラーメン1杯のスープまで飲み干すと、塩分は7〜8gに達することも。
宅配弁当を使った塩分管理の実践法
パターン1:3食すべて塩分制限コースの宅配弁当
最もシンプルな方法です。1食あたり塩分2.0g以下の宅配弁当を3食利用すれば、食事からの塩分は6.0g以内に自動的に収まります。ただし間食や飲み物からの塩分には引き続き注意が必要です。
パターン2:1〜2食を宅配弁当、残りは自炊
現実的に多いのがこのパターンです。たとえば昼食と夕食を宅配弁当(各2.0g)にして、朝食は自炊(1.5g程度)にすれば、食事全体で5.5g程度に抑えられます。
パターン3:塩分が心配な食事だけ宅配弁当に置き換え
「昼は外食が多くて塩分が増えがち」という方は、昼食だけ塩分制限コースの宅配弁当に切り替えるという方法もあります。
減塩のコツ:宅配弁当以外の食事でも実践できること
- 調味料は「かける」より「つける」方式で使用量を減らす
- 出汁・酢・レモン・香辛料で味のメリハリをつけ、塩分に頼らない味付けを
- 味噌汁は具だくさんにして汁の量を減らすか、1日1杯までに
- 漬物・梅干しは量を控えるか、減塩タイプを選ぶ
- 栄養成分表示の「食塩相当量」を確認する習慣をつける


よくある質問(Q&A)
Q. 「食塩相当量」と「ナトリウム」の違いは何ですか?
食塩相当量は、ナトリウム量から計算で求められる数値です。計算式は「ナトリウム(mg)× 2.54 ÷ 1000 = 食塩相当量(g)」です。食品表示法の改正により、現在は「食塩相当量」での表示が義務化されているため、宅配弁当のパッケージにはわかりやすく食塩相当量で記載されています。
Q. 宅配弁当の塩分表示は正確ですか?
食品表示法に基づいて計算・表示されているため、基本的には信頼できます。ただし、表示値は推定値であることが多く、多少の誤差は生じます。減塩管理を厳密に行いたい方は、表示値をやや余裕をもって計算するのが安全です。
Q. 減塩の宅配弁当はおいしいですか?
記事執筆時点では、出汁・香辛料・酸味を活用して味に工夫を凝らしているサービスが多く、「想像よりおいしかった」という声も多いです。まずはお試しセットで味を確認してから、定期利用するかどうか判断するのがおすすめです。
Q. 塩分を減らすと体に影響はありますか?
一般的に、日本人の塩分摂取量は推奨値を超えていることが多いため、減塩は健康面でプラスに働くことが期待されます。ただし、猛暑時の発汗や激しい運動後には適度な塩分補給が必要です。極端な減塩は体調不良を招く可能性もあるため、持病のある方は主治医に相談してください。
まとめ
日本人の塩分摂取量は推奨値を大きく超えている方が多く、減塩は多くの方にとって重要な課題です。しかし、自炊で毎食の塩分を正確に計算するのは現実的に難しいもの。
宅配弁当は1食あたりの塩分が明確に表示されており、特に塩分制限コース(1食2.0g以下)を利用すれば、計算不要で減塩が実現できます。「1日の塩分目標を3食で割り、1食2.0g以下に収める」というシンプルなルールを守るだけで、無理のない塩分管理が可能です。
まずは自分の1日の塩分目標を確認し、宅配弁当を活用した減塩生活を始めてみてください。
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